「子どもナビと楽しむアートツアー02」を開催しました

8月25日(日)、岡山芸術交流2019パブリックプログラム「子どもナビと楽しむアートツアー02」を開催しました。

当日は、ナビゲーター役の小学生3名がツアー参加者7名の受付をするところから始まり、作品カードを使ったアートゲームを経てからツアーに出発し、「A&C」の3作品を巡りました。

今回のツアー参加者は「学校の先生」。子どもナビの3名も最初は緊張した面持ちでしたが、ツアーが始まるとしっかり作品をナビゲートし、参加者と対話を深めながら作品を鑑賞しました。

ツアー後には、参加者から「始まって一瞬で子どもということを忘れた」「子どものころを思い出した」「素直にいろいろ話すことができた」といった感想があがりました。また、子どもナビゲーターとして参加した3名は「アートは一人ではわからないこともチームだとわかることがある」「人それぞれの見方があり、自分の見方でみると楽しくなる」「みんなで話し合って、いろいろな角度からみるのはアートだからできる」といった意見が出るなど、立場や世代を超えたフラットな対話が生まれるツアーとなりました。

※企画協力:みるを楽しむ!アートナビ岡山

岡山芸術交流2019 参加作家レイノー=ドゥヴァールにインタビュー

岡山芸術交流2019に参加するアーティストのリリー・レイノー=ドゥヴァールが来岡し、「岡山芸術交流は私にとって『スタジオ』のような存在。作品を発表するだけでなく、この展覧会を舞台として作品を生み出したい」と意欲を語りました。

レイノー=ドゥヴァールは1975年、フランス生まれで、ローマ、フランス・グルノーブル在住。ダンス、文筆、映像、彫刻、ビデオインスタレーション、パフォーマンスなど様々なジャンルで活動中。ジュネーブ造形芸術大学教授で、友人や家族、学生と共同制作も行っています。

岡山芸術交流では、イタリア人映画監督ピエル・パオロ・パゾリーニの暗殺をテーマにしたシーンを岡山市中心部で上演・撮影します。レイノー=ドゥヴァールは作品について「岡山では旭川が重要な存在として捉えられていると思います。一つのシーンをここで撮影します。岡山は私の制作の場となり、私は街と身体的に結びつきます。大都市よりも多くのスペースがあるので、心地よく制作できそうです。」と話します。

岡山芸術交流2019参加作家 ラスペットが岡山の農園を訪問

岡山芸術交流2019に参加するアーティストであるシーン・ラスペットが7月、「もんげーバナナ」で知られる農業法人株式会社 D&Tファーム(岡山市南区西高崎81-22)を訪れ、作品制作に向けて視察を行いました。

ラスペットは1981年、アメリカ・ワシントン州生まれ。彼の作品はしばしば人工風味の液体化学製剤や香りの分子で構成されます。とりわけ近年は食物、栄養素、人間の代謝、幹細胞を介した人間の細胞の発達を作品に取り入れています。

D&Tファームは、植物を低温条件にさらし、より環境に適応した植物を形づくる独自手法「凍結解凍覚醒法」に取り組んでいます。ラスペットは「多くの農業技術の会社・団体とは異なるアプローチであり、非常に興味深い」と話していました。

岡山芸術交流2019参加作家 Glass Beadのワークショップ参加者募集 

岡山芸術交流2019に参加するアーティストグループ、Glass BeadがAnna Longo(哲学者)、Patricia Reed(芸術家・作家)、星野太(哲学者)等を招き、思考に関するトークイベントとワークショップを実施します。
皆様からのご応募お待ちしております。
(詳細は別添をご確認ください。)

■日時
9月27日 14:00-16:00 トークイベント
9月28日 10:00-17:00 ワークショップ
9月29日 10:00-17:00 ワークショップ

■場所
CCCSCD(岡山市北区石関町6-3)

■定員
15名

■参加対象者
・27~29日の全日程に参加できること
・哲学、アート、科学について学んでいる学生、またはそれに関連する職業に従事していること
・英語を話せること

■申込方法
参加希望の方は下記内容をメール(info@okayamaartsummit.jp)でお伝えください。
①お名前
②ご連絡先 (携帯、メール)
③学部、学科、専攻分野など

■Glass Beadとは
芸術、科学、哲学といった複数の学術的、実践的、政治的な交差を考えるリサーチ・プラットフォーム。アーティスト、歴史家、理論家により構成されている。パリとロンドンを拠点に活動。オンライン上で記事を公開している他、本の出版、レクチャー、ワークショップなどを行う。MoMA-PS1、ZKM -Center for Art and Media(カールスルーエ)、e-Flux(ニューヨーク)などでも活動。メンバーにはファビアン・ジローが含まれている。

Glass Bead ウェブサイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイト
Glass Beadウェブサイトhttps://www.glass-bead.org/?lang=enview

 

岡山芸術交流2019に出展するフランス人アーティストによる映像作品に出演する小学生男子(7-9歳)を募集しています

国際現代美術展『岡山芸術交流2019』に参加するフランス人のアーティスト・ユニット、ファビアン・ジロー&ラファエル・シボーニが、新作映像作品の撮影を岡山で行います。多くの記憶や歴史が詰まった旧内山下小学校で撮影されるこの作品は、1971年の日本から始まり、未来へと繋がるSF映画のような架空の物語です。映画史、哲学、技術史を引用した作品制作を行ってきたジロー&シボーニ、その作品の舞台裏を体験できる貴重な機会です。ぜひご参加ください。

▽募集人数:1名(小学生男子7-9歳) 演技能力は問いません。
▽謝礼:60,000円(税込)
▽撮影日:9月14日(土曜日)早朝から15日(日曜日)午前中までのうち24時間
※そのほか事前説明会、演技ワークショップ、全体リハーサルを行います。
▽撮影場所:岡山市内(旧内山下小学校)

▽その他
・撮影は24時間です(45分ごとに15分の休憩を挟みます。個人に応じた十分な睡眠時間を含みます)
・保護者の方の同伴が必須になります。
・岡山県近隣県の住人が望ましいですが、遠方からの参加も可能です(交通宿泊費, 応相談)
・撮影期間中は食事の提供があります。

▽オーディション: 保護者の方のLINEまたはスカイプで行います(日時応相談)。

▽応募方法 : 下記のメールアドレスまで「オーディション参加希望」と明記の上、ご送信ください。
giraudsiboni.oas@gmail.com
写真をご用意ください。極端な角度から撮影されたものは含めず、顔写真と全身写真の両方をご用意ください。

問い合わせ先: ジロー・シボーニ作品制作実行委員会
〒106-0044 東京都港区東麻布2-8-11 一色事務所内 担当: 大舘
giraudsiboni.oas@gmail.com
tel. 090-3540-0202 (13:00-18:00)

開幕50日前記念イベント開催

岡山芸術交流2019への機運醸成を高めるため、開幕50日前の8月8日夕方、前回の岡山芸術交流2016から展示されている「多面体的開発」のライトアップイベントを行いました。

城下地下広場(岡山市北区丸の内1丁目1)にある同作品は、前回のアーティスティックディレクターであるリアム・ギリックが制作したもので、ライトアップされるのは初めてのことです。

当日は約200人が来場し、実行委員会会長の大森雅夫・岡山市長、総合プロデューサーの石川康晴・石川文化振興財団理事長らの挨拶に続き、カウントダウンを行って点灯。また岡山芸術交流2019参加アーティスト・シーン・ラスペットの食べられる作品「Nonbar」を来場者に提供しました。
「アート作品を食べて感じる貴重な経験ができた」といった感想が来場者から寄せられるなど、開幕への期待が膨らむイベントとなりました。

ライトアップは毎日午後7~11時に行われます。

 

岡山芸術交流2019開幕50日前記念イベントを開催します

岡山芸術交流2019開幕50日前を記念し、「岡山芸術交流2016」にて展示し、現在も岡山シンフォニービルの北東に残っているリアム・ギリックによる作品「多面体的開発」のライトアップイベントを実施します。2016年に作品として展示されてから、ライトアップされるのは初めてのことです。
また当日は「岡山芸術交流2019」参加作家のシーン・ラスペット(米国)が過去に制作した、食べられる芸術作品「Nonbar」を来場者に提供します(先着60名程度)。視覚だけでなく、味覚を通してもアート作品を体験できる貴重な機会です。皆様のご参加お待ちしております。

■日時
令和元年8月8日(木)19時~19時35分

■場所
城下地下広場(北区丸の内1丁目1)

■出席者
大森 雅夫 (実行委員会会長、岡山市長)
佐藤 兼郎 (実行委員会副会長、岡山県副知事)
松田 久 (実行委員会副会長、岡山商工会議所会頭)
石川 康晴(実行委員会総合プロデューサー、公益財団法人石川文化振興財団理事長)
浦上 雅彦 (実行委員会顧問、岡山市議会議長)

■スケジュール
19時           セレモニー開始
19時5分~19時10分   岡山市長挨拶
19時15分        ライトアップ
19時15分~19時35分  作品鑑賞
※岡山フィルハーモニック金管五重奏による演奏を行います。