岡山芸術交流 OKAYAMA ART SUMMIT 2016

岡山芸術交流とは

テーマ

Developement

Developmentとは
時を超えた創造の過程である。
Developmentとは
成長と進歩を伴う。
Developmentは
物語や映画にも用いられる。
Developmentとは
限りなく続く未来への可能性である。

岡山芸術交流は、芸術を通じて国境や文化、世代を超えた様々な交流が生まれることをめざす大型国際展覧会です。世界16カ国から31組のアーティストたちが集結する第1回目はアーティスティックディレクターに、イギリス出身でニューヨークを拠点に世界で活躍するアーティスト、リアム・ギリックを迎えました。

彫刻や映像作品、屋内外での大型展示や執筆活動、展覧会の企画を通じて常に、人と社会との関係性を問い直してきたギリック。彼が第1回岡山芸術交流のテーマとして掲げたのは「開発」。

見慣れた日常の風景のなかに突如出現する映像や大型インスタレーション、日本初公開となる作品や、アーティストが事前に岡山を訪れて制作した、ここでこそ生まれた貴重な作品も展示します。

会場を巡るなかで、作品を見るだけではなくアーティストの思考に遭遇し、時間や歴史、国境などを行き来するような芸術交流ともいえる体験がここ岡山からはじまります。

名称

岡山芸術交流2016

会期

2016年10月9日(日)~
11月27日(日)[44日間]

開催時間

9:00〜17:00
(入館は16:30まで)

休館日:月曜日(10月10日を除く)
※シネマ・クレール 丸の内会場は12:15〜13:45の一日一回上映

会場

運営組織

[主催]
岡山芸術交流実行委員会

[会長]
岡山市 市長 大森雅夫

[副会長]
岡山県 副知事 宮地俊明
岡山商工会議所 会頭 岡﨑彬

[監事]
株式会社中国銀行 取締役頭取 宮長雅人

[総合プロデューサー]
公益財団法人石川文化振興財団 理事長
株式会社ストライプインターナショナル 代表取締役社長 石川康晴

[総合ディレクター]
TARO NASU 代表
ギャラリスト 那須太郎

[アーティスティックディレクター]
アーティスト リアム・ギリック

[顧問]
岡山市議会 議長 宮武博
株式会社山陽新聞社 代表取締役社長 松田正己
株式会社中国銀行 相談役 泉史博
国立大学法人岡山大学 学長 森田潔

[構成団体]
岡山市、岡山県、岡山商工会議所、公益社団法人おかやま観光コンベンション協会、岡山カルチャーゾーン連絡協議会、大学コンソーシアム岡山、株式会社山陽新聞社、山陽放送株式会社、岡山放送株式会社、テレビせとうち株式会社、公益社団法人岡山県バス協会、一般社団法人岡山県タクシー協会、西日本旅客鉄道株式会社岡山支社、公益財団法人石川文化振興財団、株式会社ストライプインターナショナル 、株式会社中国銀行

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岡山芸術交流実行委員会 会長
大森 雅夫

岡山市 市長

Message
温暖で晴れの日が多く、自然災害が少ない気候風土や中国四国地方の交通結節点に位置する地理的優位性など、都市としての高いポテンシャルを持つ岡山市は、近年、大都市圏からの移住先として大きな注目集める一方で、そのポテンシャルの高さを都市の魅力として情報発信する力が不十分であるというご指摘もいただいております。

岡山市の中心市街地は、岡山城や岡山後楽園の一帯を中心とする旧城下町エリアと、JR岡山駅周辺エリアという2つのエリアを核として、長年、発展を続けてまいりました。とりわけ、戦国末期の岡山開府以来400年以上の歴史を誇る旧城下町エリアは、岡山のルーツとも言うべきエリアであり、そこで培われてきた文化が岡山らしさや岡山の魅力を生み出してきたところです。

しかしながら近年は、様々な施設の整備・開発が進んでいるJR岡山駅周辺エリアに対し、旧城下町エリアの賑わいの核としての地位が相対的に低下しており、岡山市では、中心市街地の回遊性向上や街のさらなる魅力向上を図っていくために欠かすことのできない旧城下町エリアの賑わい復活に向けた起爆剤として、「芸術文化―アートのもつ創造性」に着目する中で、このたび、官民の力を結集した現代アートの祭典「岡山芸術交流Okayama Art Summit」を新たに創設いたします。

アートには、国境・地域・性別・世代の違いを超えて人と人、街と人をつなぐ「接着剤」としての力が秘められており、アートを通じて国内外から岡山の街に様々な人々が集い、交わり、絆を深めあう中で、人々の、とりわけこれからの時代を担う感性豊かな若い方々の想像力が刺激され、新たな未来を創造していく力が育まれていくと確信するとともに、そうした交流の数々が、私たちの街・岡山の良さや眠っている魅力を再認識し、広く世界に向けて情報発信するきっかけにもなるものと期待しています。

2016年、「岡山の顔」である旧城下町エリアに誕生する「岡山芸術交流Okayama Art Summit」に多くの皆様のご賛同とご協力を賜りますよう、お願い申し上げますとともに、国内外からの多数のご来場を心からお待ちいたしております。

総合プロデューサー
石川 康晴

公益財団法人石川文化振興財団 理事長
株式会社 ストライプインターナショナル 代表取締役社長

Profile
1970年岡山県生まれ。岡山大学経済学部卒。京都大学大学院在学中。1994年クロスカンパニーを創業。現在グループで売上1,100億円、従業員4,000名、28ヵ国1,200店舗まで拡大。女性支援制度の充実、地域貢献活動へも積極的に取り組む。内閣府男女共同参画推進連携会議議員。平成26年度の歴史まちづくり回遊社会実験事業「Imagineering OKAYAMA ART PROJECT」においては、那須太郎氏、片山正通氏とともに構成した「Imagineering 製作委員会」の代表となり、プロジェクトを主導した。
www.ishikawafoundation.org
www.stripe-intl.com

Message
現代アートを「よくわからない」という人もいます。
でも、同時代を生きる作家による、一見「わからない」作品に出合い、時間をかけて考えたり、想像したりすることは、きっと新しい価値を生む力になる、そう信じています。アートとの出合いがきっかけになり、想像力と創造力、前に向かっていきるためのこの二つの力を養った人は、岡山の未来の担い手となってくれることでしょう。今後20年で岡山が世界に対して強い発信力を持ったクリエイティブ都市になることを目指し、継続してプロジェクトを進めていきます。

総合ディレクター
那須 太郎

TARO NASU 代表
ギャラリスト

Profile
1966年岡山市生まれ。早稲田大学卒業。天満屋美術部勤務を経て、1998年東京都江東区に現代美術画廊TARO NASUを開廊。2008年に千代田区へ移転、現在に至る。著名な現代美術作家の展覧会を通じて美術の普及に務める。国内外の美術館等の公共機関との協働多数。平成26年度の歴史まちづくり回遊社会実験事業「Imagineering OKAYAMA ART PROJECT」においては、石川康晴氏、片山正通氏とともに「Imagineering製作委員会」の一員となり、作品の選定、展示などを手掛け、中心的な役割を果たした。
www.taronasugallery.com
www.art-it.asia/u/taronasu

Message
現在、“アートで街おこし”という名のもとに、地方自治体により、日本中で地方自治体が関わるビエンナーレ、トリエンナーレ形式の芸術祭が乱立しています。その数は、質を問わず大小含めると数百にのぼると言われています。
果たして、本当に“アート”で“街はおきる”のでしょうか?
僕の答えは“NO”です。
岡山での本芸術交流を通して、我々が目指すもの。“街”ではなく、“人おこし”です。世界の最先端の良質なコンテンポラリーアートを触媒として、長期的な視点から、岡山から優秀な人材を育成、輩出することを目指します。